安倍元総理が銃撃され死亡したことを受け、東海3県でも関わりの深い政治家らに衝撃が広がっています。

 安倍元首相は8日午前11時半ごろ、奈良市で演説中に銃撃され、午後5時過ぎに亡くなりました。

 名古屋駅前では午後7時ごろ、安倍元首相の死亡を伝える号外が配られました。

 第二次安倍内閣で閣僚を務めた三重県の田村憲久衆院議員と、安倍派に所属する鈴木英敬衆院議員は夕方、事件を受け開いた会見中に訃報を知らされました。

 田村議員は「報道で安倍元総理がご逝去されたということでございます。謹んで心からご冥福をお祈り申し上げます」と話し、鈴木英敬衆院議員はハンカチで涙をぬぐい「言葉にもならないです。色々期待もしていただいていたと思いますので。もっと教えてほしいこともいっぱいあったし、こんな絶対許せない暴挙で命を絶たれ、本当に悔しいです」と語りました。

 また事件を受け、東海3県では参議院選挙の候補者らが急きょ街頭演説を取り止めるなど、選挙活動にも大きな影響が出ています。