吊り上げ時に片側のワイヤーが…船からコンテナ下ろす作業中に積み荷が落下 下敷きになった52歳作業員死亡
愛知県弥富市の名古屋港で13日夜、吊り上げていたコンテナから積み荷が落下し、下敷きになった52歳の男性作業員が死亡しました。
13日午後6時ごろ、弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で、着岸した船からコンテナを下ろす作業をしていたところ、コンテナに積まれていたトラックのシャシーが落下し作業員が下敷きになりました。
下敷きになったのは作業員の溝口貴光さん(52)で、その場で死亡が確認され、発生からおよそ9時間半後に遺体が搬出されました。
また、別の男性作業員(34)も腕を骨折するなどの大ケガをしました。
名古屋海上保安部によりますと、溝口さんらはクレーンとコンテナをワイヤーで繋ぐ作業をしていたということです。
コンテナはフラットコンテナと呼ばれる側面の鉄板がないもので、クレーンで吊り上げる際に、片側のワイヤーが外れるか切れるかして積み荷が落下したとみられています。