愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工」で、大規模な水漏れが続いている問題で、原因となった穴の近くで、複数の空洞が見つかりました。

 豊田市の取水施設「明治用水頭首工」では、大規模な水漏れにより農業用水の供給などに影響が続いています。

 東海農政局では地中の状況を確認するボーリング調査を進めていましたが、漏水の原因の穴がある頭首工左岸の堰の下に、複数の空洞が確認されたことがわかりました。

 これらの空洞が、漏水した水の通り道になっていた可能性もあるとみて、東海農政局は専門家に分析を依頼し復旧方法などについて検討する方針です。

 また、この空洞の発見を受け、頭首工の堰の上を通る市道について、19日から当面の間、安全を確保するため全面通行止めとなりました。