感染者が爆発的に増えていますが、東海3県の多くの小中学校は21日から夏休みです。プールやイベント会場には、感染を気にしながらも夏休みを楽しむ子供たちの姿がありました。

 名古屋市瑞穂区の市民プール。20日から屋外のプールがオープンし、夏休み初日の21日は多くの子供たちが楽しんでいましたが…。

<係員の呼びかけ>
「新型コロナウイルス第7波が広がりつつございます。お客さまを順次更衣室にご案内しておりますので」

 新型コロナの感染者が爆発的に急増しているため、係員が対策を呼びかけていました。

(リポート)
「更衣室は入口に消毒液が設置されていて、ロッカーもこのようにテープが貼られ、使用できるロッカーの数が通常の半分に制限されています」

 このプールでは、受付で名前や連絡先、体温の記入が必要なほか、『密』を避けるため更衣室のロッカーの数を半分に減らしていました。感染者の急増に、子供たちのお父さんやお母さんは…。

訪れた人:
「今日やめたらまたいつ行けるかなと思って、悩みつつも来ました」

別の訪れた人:
「去年・おととしとか、もうずっとどこも行ってなかったから、(子供が)ストレスがたまってたからみんな。逆に今のうちに行っておこうかなと、ここからもっと(感染者が)増えそうだなというのはあるから」

また別の人:
「屋外なので多少はいいのかなと思っています。バランス見ながらやっています」

 感染を警戒しながらも、夏休みの子供たちのことを考え、プールを訪れていました。

名古屋市教育スポーツ協会の担当者:
「陽性者が出てしまうと、どうしてもこの施設が止まってしまうので、そういったことがないように感染対策を十分しながら、やはりせっかくの夏休みなので、子供たちには少しでも思い出になるように運営していきたいと思っております」

 名古屋市中村区のジェイアール名古屋タカシマヤでは、親子が体験しながら学べるイベントが開催されていました。

 親子でSDGsを学べる夏休みのイベントを開催。規格外などで捨てられてしまう花を使ってアロマワックスなどを作れるブースが置かれ、多くの子供たちが体験していました。

 会場では感染対策も徹底。子供たちの間にパーティションを設けたり、イスやテーブルなど人が触る場所を頻繁に消毒していました。