若い世代の接種率向上目指し…『予約なし接種』始まったイオンの大規模接種会場 初日の年齢層は“やや高め”
感染への警戒感が一段上がる中、名古屋市緑区の「イオンタウン有松」に20日に開設されたコロナワクチンの大規模接種会場では、21日から18歳以上を対象とした「予約なし接種」が始まりました。
4回目の接種の69歳女性:
「接種券が今日来たんです。11時ちょっと前に来て、予約しに行こうと思ったらそこ(近くの病院)がダメと言われたから。予約なしで打てるのはやっぱりいいですね」
4回目の接種の72歳男性:
「医者に行っても『9月ごろに打てるかな…』という感じみたいだったので。今日ここに来て打てて安心しました」
21日の会場内は年齢層がやや高め。高齢者の接種が進む反面、低調なのが若者の「3回目接種」です。
愛知県の年代別での3回目接種率は、65歳以上が90%、60歳から65歳が84%に対し、30代以下の若い世代は50%を下回っていて、3回目接種が進んでいません。
こうした中、名古屋市は若者が日頃から足を運ぶショッピングモールを会場にし、さらに「予約なしOK」とすることで若い世代の接種率向上を目指しています。
名古屋市の担当者:
「予約をすることが、一定の接種に向けてのハードルになっている方が一定程度おみえになると思いますので。予定の立てづらい若い世代の3回目接種で、ぜひご利用いただきたいと思っております」
予約なし接種の実施を聞きつけ、夜勤明けで訪れた30代男性は…。
3回目の接種の36歳男性:
「仕事が忙しくて、2日くらい(副反応で)ダウンするって考えると、タイミングがなかったというのもあるし。予約なしの方が来やすいですね」
この接種会場は、8月31日まで毎日開設されています。
感染急拡大の影響か、名古屋市で3回目接種を受けた人の数は、7月4日からの1週間は7300人だったのに対し、11日からの週は9100人と1.25倍に増加しました。そのほとんどが若い世代とみられています。
3回目接種について、街で若者に聞いてみると…。
女子高校生(未接種):
「今日から夏休みが始まって、一応時間があるっちゃあるので、長い期間の休みがあるときに打っておこうかなみたいなのはあります」
23歳女性(接種済み):
「抗体とかつくのであれば、打っておいて損はないというか」
27歳女性(未接種):
「(打とうと思うが)仕事があるので時期を考えるというか」
女子高校生(未接種):
「打ってないです。面倒くさい。副反応が怖いです」
22歳男性(未接種):
「2回打ったら十分かなって勝手に思っちゃってる…みたいな感じです」
26歳男性(未接種):
「僕は一回(コロナ)になったことあるんで、別に大丈夫かなみたいなのはちょっとありあます」