貿易収支は“黒字”に…中部5県の今年上半期の輸入額 6兆3669億円と過去最高 輸出額は10兆円余り
名古屋税関が2022年上半期の貿易額を発表しました。全国的に貿易収支が赤字となる中、黒字を保ちました。
静岡と長野を含む中部5県の2022年1月から6月までの輸入額は、2021年の同時期に比べて36.9%増え、6兆3669億円と過去最高になりました。
名古屋税関によりますと、円安が進んだことに加え、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、輸入に頼る原油や液化天然ガスといったエネルギー価格高騰が主な要因だということです。
輸出額は自動車や金属加工機が好調で、2021年より7.1%増え10兆1992億円でした。また輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支では、全国統計では過去最大となるおよそ7兆9000億円の赤字でしたが、名古屋税関は黒字を維持しています。