2021度に活躍した関西所属の囲碁・将棋棋士に贈られる関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰式が22日、大阪の関西将棋会館で行われ、藤井聡太五冠らが出席しました。

 記者クラブ賞を受賞したのは、囲碁の井山裕太四冠と将棋の藤井聡太五冠です。また、2022年4月に引退した桐山清澄九段は特別賞を受賞し、それぞれ賞状と記念品が贈られました。

 7月19日に20歳になったばかりの藤井五冠に、桐山九段が「息抜きになるようなことを持ったらいい」とアドバイスし、藤井五冠は「他の人の対局を見るのは息抜きに近い感じ」と話しました。

 藤井五冠は家族からケーキでお祝いしてもらい、王位戦の夕食の際には食前酒として梅酒を飲んだといいます。

 王位戦では愛知県犬山市で開かれた第1局の1日目に、キノコが苦手な藤井五冠が「トリュフバターのフレッシュパスタ」を選んだことで話題となりましたが、「トリュフがキノコの一種というのは知っていましたが、食べたことなかったのでせっかくの機会だったので食べてみようと思いました」と話し、好奇心から出た“妙手”だったことを明かしました。