国内最大級の現代アートの祭典「国際芸術祭あいち2022」が30日に開幕します。

 通路に現れる大きな月。コロナ禍の中で孤独を感じた人々がそれぞれの居場所から撮影した月の写真を集め、社会の生きづらさや人との繋がりを表現した現代アートです。

 世界32の国と地域から100組のアーティストが参加する現代アートの祭典「国際芸術祭あいち2022」が30日に開幕するのを前に、内覧会が開かれました。

 内覧会には海外メディアも訪れ、片岡真美芸術監督が作品を解説しました。

 無数の木琴が並んだこの作品は、日本人とスペイン人の詩人が集めた言葉が書かれていて、言葉が奏でる音色や言葉同士のつながりを表現しています。

「国際芸術祭あいち」は、3年前、慰安婦問題を象徴する少女像などが展示され抗議などが相次いだ「あいちトリエンナーレ」の後継となるイベントで、名古屋市東区の愛知芸術文化センターのほか、一宮市など4つの会場で10月10日まで開かれます。