名古屋高速で大型バスが横転・炎上し9人が死傷した事故で、車体の前方にある燃料タンクから火が燃え広がったとみられることがわかりました。

 名古屋高速・小牧線で22日、県営名古屋空港に向かっていた路線バスが横転して炎上し、乗客の男性とバスの運転手とみられる2人が死亡したほか、男性7人がケガをしました。

 捜査関係者によりますと、バスの車体の前方には燃料タンクが付いていて、分離帯に衝突し横転したはずみでタンク内の軽油に火が付き、全体に燃え広がった可能性があることが新たにわかりました。

 また、バスは事故現場の数百メートル手前から白線をまたぐなどの不安定な走りをしていたことなどから、警察は運転手の体調に何らかの異変が起きた可能性もあるとみて原因を調べています。