三重県は、新型コロナの感染者の「全数把握」について、方法を見直して簡略化することを明らかにしました。

一見三重県知事:
「(医療機関の)負担軽減をすることによって本来の医療行為に集中して頂きたい」

 三重県の一見知事は1日夜の会見で、新型コロナの発生届の提出を65歳以上の高齢者など重症化リスクの高い人に限定することなどを決めました。

 これまでは全ての患者で発生届を提出する必要がある上、国のシステムへの入力は14項目にのぼり、医療機関の事務作業などで負担となっていました。

 一方で重症化リスクの低い患者については、県が独自に作るシステムで氏名・生年月日・住所のみの報告とする予定で、9日から新しい方式で始めるということです。

 全数把握をめぐっては愛知県がすでに入力項目を減らす見直しを始めていて、岐阜県も同様の取り組みを始める予定です。