東海地方に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風から26日で63年を迎え、名古屋市千種区の平和公園で慰霊祭が行われました。

 慰霊祭には、名古屋市の河村市長をはじめ市の職員ら23人が参列し、黙とうを捧げたあと、慰霊碑に花を手向けて犠牲者を追悼しました。

 63年前の26日、東海地方を襲った伊勢湾台風は、台風としては過去最大の被害をもたらし、愛知と三重を中心に死者と行方不明者があわせて5098人にのぼり、名古屋市では1851人が犠牲となりました。

 河村市長は「堤防から一滴も水を入れないという決意で、川の治水能力を向上させるようやっていく」と話していました。