社会問題の“フラワーロス”に取り組む学校も…『SDGs AICHI EXPO』約120のブースで紹介
「SDGs=持続可能な開発目標」をもっと広く浸透させようと、企業や学校などが自分たちの取り組みを紹介するイベントが、愛知県・常滑市で開かれています。
常滑市の愛知県国際展示場で開催中の「SDGs AICHI EXPO」。地元の企業や学校などおよそ120のブースが並び、SDGsに関する取り組みを紹介しています。
女子高校生が販売しているのは、発展途上国と適正な価格で取引するフェアトレードのコーヒーです。パッケージには、彼女たちの思いが込もったイラストが描かれています。
ほかにも、ペットボトルおよそ30本をリサイクルして作った学生服や、プラスチックなどの代用に期待されている石灰石を主な原料とした新素材「LIMEX」を使った食品の容器なども展示されています。
名古屋国際中学校・高校がの活動を紹介するブースでは、ガラスの小瓶の中に、ドライフラワーをオイル漬けしたハーバリウムや小さく生けられたドライフラワーが飾られています。
高校2年の女子生徒:
「使わなくなったお花などを組み合わせることによって、小さな『プラワー』という花瓶をつくりました。これが家にあるだけでも、小さな幸せを生み出すことができると思います」
社会問題となっているフードロスよりも多いといわれる「フラワーロス」。高校生たちのアイデアを元に、スタジオや結婚式場などに飾られていた花を再び美しく生まれ変わらせています。
高校2年の男子生徒:
「(本来は)捨ててしまうものだと思うんですけど、それを自分たちのアイデアとかでより新しいものにしてイベントとかに出店させてもらったときに、様々な人に喜んでもらうことが多いのでやりがいを感じます」
このイベントは8日も開かれます。