11日から新型コロナの水際対策が大幅に緩和されました。コロナ前はインバウンドで賑わった岐阜県高山市でも、早速変化が出ていました。

 11日の岐阜県高山市。

(リポート)
「高山駅では、デジタルサイネージを使って英語と中国語の感染症対策の表示を始めました」

 中国語、それに英語での感染対策の呼びかけ。少しずつ外国人旅行客が戻ってきていましたが、さらなる追い風に期待が高まっています。

Fuji Houseの担当者:
「外国のお客さんが9割くらいで、スタート当初から非常に多かったですね」

 高山市内にあるゲストハウスもその1つです。築55年の民家を改装した和の雰囲気が人気で、以前は宿泊客の9割を外国人が占めていましたが、新型コロナで途絶えていました。

Fuji Houseの担当者:
「(コロナ禍の2年間は)本当に大変でしたね。先が見えないという感じで。(水際対策緩和の)ニュースが出てから1週間くらいで5〜6件(予約が)バーッと入ったので」

 デンマークやオーストラリア…水際対策の緩和を受け、3年ぶりに海外からの予約が入りました。

 とはいえ、欠かせないのが新型コロナの感染対策。一部使用を制限するなどして対応する方針です。

Fuji Houseの担当者:
「ここは一番お安くて、気軽にバックパッカーの方とか泊まりに来られていたんですけども、密になるので今のところは使用中止にしていまして」

 一番安くて人気の部屋は狭く、密になるため受け入れを中止。共有スペースも使用中止にするほか、英語で対策を呼びかけるなど安心して利用できるようにしたいとしています。

Fuji Houseの担当者:
「私が宿を始めたきっかけというのが、外国のお客さんに日本・高山の良さというのを伝えたいという思いがあって。そういうお客さんに色々紹介できたら本当に私はうれしいですね」