
将棋の藤井聡太五冠は、初防衛がかかる広瀬章人八段との竜王戦第2局に挑んでいます。舞台の京都・仁和寺には、竜王戦の結果を占うあるジンクスがあります。
世界遺産の京都・仁和寺(にんなじ)で始まった竜王戦七番勝負の第2局。藤井聡太五冠は第1局で、挑戦者の広瀬章人(ひろせ・あきひと)八段に敗れ黒星スタート。21日は藤井五冠の先手で始まりました。
2人が仁和寺に入ったのは20日の午後。護摩供にも参加し、藤井五冠は健康、広瀬八段は目的達成をそれぞれ祈願しました。
住職らとともに境内を散策しますが、人だかりが。ほとんどが藤井五冠のファンです。
ファンの女性:
「オーラがすごかったです。唯一無二の人ってこういう人なんだなという感じです」
ファンで大盛り上がりの仁和寺ですが、実はこの場所にはあるジンクスが…。
広瀬八段:
「第2局が重要だという話を先程お聞きしましたので、ちょっと身が引き締まる思いで、明日・明後日の対局に挑めればいいかなと」
竜王戦での仁和寺対局は今年で4回目。過去3回とも、仁和寺で勝利した人が竜王のタイトルも獲得しているんです。
藤井五冠:
「第1局敗れてしまい厳しいスタートとなりましたけれども、第2局以降その反省点を生かして戦っていけたらと思っています」
絶対に負けられない仁和寺での対局。広瀬八段は作戦を練ってきたのか変化球も飛び出し、挑戦者の静かな闘志を感じさせる一局となっています。
対局は2日制で、間もなく封じ手となります。