引退後に無料パス不正利用し新幹線グリーン券詐取か 元国会議員に懲役2年求刑「6-70回ほど同様の手口」
引退後に「無料パス」を不正利用した罪に問われている元参議院議員・山下八洲夫被告に、検察は懲役2年を求刑しました。
岐阜県の元参議院議員・山下八洲夫被告(80)は2022年4月、東京駅で期限切れの「JR無料パス」を見せ、新幹線のグリーン席チケットをだまし取るなどした罪に問われ、これまでの裁判で起訴内容を認めています。
検察側は24日の論告で、「車内での乗車券の確認が無くなったことを知り、60回から70回ほど同様の手口でだまし取った」と指摘した上で、「計画性のある常習的な犯行」として懲役2年を求刑しました。
弁護側は「バレないだろうと安易に考えていた。被害弁償を試みていて、真摯に反省している」などと主張し、執行猶予付きの判決を求めました。