「色が変わるグラス」が更に“変化”…『色が変わり光るグラス』岐阜・多治見市のメーカー同士がコラボ
岐阜県多治見市の「丸モ高木陶器」は、冷たい飲み物を注ぐと色が変わるグラスが人気の食器メーカーです。
この冷たい飲み物で色が変わるグラスが進化して、新しい魅力が加わりました。
多治見市の老舗食器メーカー「丸モ高木陶器」が開発したグラス。
一見普通のグラスですが、冷たい飲み物を注ぐと…じわじわとモミジが色づいていきます。
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丸モ高木陶器の担当者:
「液体の温度が17度以下になると、中に入れる液体の冷たさで反応して色が発色をする」
グラスの表面に特殊なインクを使ったシートを貼ることで、冷たい飲み物を入れると液体の温度に反応し、色が変化する仕組みです。
そして2022年11月、新発売されたグラスには新たな機能が追加されました。
色が変わるだけでなく、暗くすると光を発します。
丸モ高木陶器の担当者:
「(グラスの)底に蓄光の原料を加えまして、光を溜めこんで、暗闇で(光を)放つ技術です」
蓄光材とは、光を蓄えることで暗闇で発光する物質。非常口の標識などにも使われていて、グラスにも同じ材料が使われています。
およそ10分光を当てることで光を吸収し、暗いところで1時間程度光るという仕組みです。
実はこのグラスには「丸モ高木陶器」以外にもう1社、地元のモノづくり企業の技術も。同じ多治見にある「片岡ケース製作所」。
以前から暗いところで幻想的に光るグラスを製造していたため、互いの技術をコラボさせ、新商品を作ろうという話になったといいます。
丸モ高木陶器の担当者:
「同じ街の工場であるということ。そして冷感の商品は1つでも皆さんに喜んでもらいましたけれども、さらにもう1つの技術を組み合わせることによって、われわれしか生み出せない商品を作ろうと」
片岡ケース製作所の担当者:
「丸モさんの素晴らしい冷感の技術と弊社の光る技術を組み合わせれば、素晴らしいストーリーのあるグラスができるんじゃないかと思ってコラボをさせていただきました。より幻想的な世界観を作り出せるグラスになったと思います」