過去最高額で競り落とされた岐阜県のブランド柿「天下富舞」が、地元・岐阜でお披露目されました。

 柿の生産が盛んに行われている岐阜県本巣市のJAぎふの販売所で3日、お披露目会と販売会が行われました。

 この柿は、10月に行われた岐阜県のブランド柿「天下富舞」の初競りで競り落とされたもので、価格は何と100万円。

「天下富舞」の最高ランク「天下人」。糖度25度以上、生育が困難なため毎年高値で取引されていて、去年を14万円上回る100万円という過去最高額で競り落とされたのです。

 この超高級柿は近年、県外の量販店などに出荷されることがほとんどで、地元の人にも楽しんでもらいたいという生産者の思いから、3日にお披露目会と販売会が行われました。訪れた人は高級柿に興味津々。

男性客:
「ビックリしましたね。今日はこんなやつが出てくるというもんで、ちょっと拝見させてもらって写真に撮らせてもらいました」

生産者の加藤さん:
「やっぱり地元にこんなに美味しいやつあるよってことで、1人でも多くの方に食べていただいて、『柿ってこんなに差があるんだ』『これが本当の柿だね』ということを知ってほしかった」

 販売会も兼ねていますが、「買う」という人は現れませんでした。生産者の加藤さんはもちろん食べたことがあり…。

生産者の加藤さん:
「いっぺん食べてみてください。これを食べれば、反対に頬っぺたにほっかむりしないと頬っぺたが落ちちゃう、甘くて」