名古屋市の西部児童相談所で7日夜、一時保護されていた15歳の少女が死亡しました。3階のトイレの窓から転落したとみられています。

 名古屋市中川区にある西部児童相談所。7日午後10時過ぎ、駐車場に一時保護された15歳の少女が倒れているのを職員が見つけ、119番通報しました。

 3階のトイレの窓から転落したとみられ、搬送された病院で死亡が確認されました。

名古屋市西部児童相談所長:
「子供の命・安全を守る児童相談所で、今回こういった事が発生してしまったことは大変重く受け止めております」

 名古屋市によりますと、少女は家出をしていて、7日に警察が保護。その日の夜に警察官に伴われ児童相談所に移されました。

 到着してまもなく「トイレにいきたい」と申し出ましたが、数分経っても出てこず、女性職員が施錠されたトイレの中を確認すると、少女はおらず窓が開いていたということです。

 少女が案内されたトイレは、通常保護した子供が使用するトイレと違って、窓が開く幅を限定するなどの安全対策がなかったということで、市は再発防止策を検討するとしています。