海にまつわる様々な妖怪などを紹介する展示会が、三重県鳥羽市の「海の博物館」で開かれています。

 真っ赤な目をして海のなかで怪しげに笑う女。海女さんを海中に引きずり込むと恐れられる「トモカヅキ」という妖怪です。

 鳥羽市の海の博物館で開かれている展示会には、海にまつわる妖怪や伝説上の生物の絵図や民芸品などが展示されています。

 津市に伝わる「阿漕の平治」という伝承話は、神宮への供え物をとる禁漁区で魚をとった罰として、海に沈められた漁師が化けてでたというストーリーで、ずる賢いことを意味する「あこぎ」の語源になったと言われています。

 ほかにも、志摩市大王町の巨人伝説にちなんだ、およそ2.5メートルの大わらじも展示されています。

 この特別展は11月23日まで開かれています。