この先の円安・円高の見通しについて、専門家に聞きました。

 三菱UFJ銀行のエコノミスト・中村拓郎さんによりますと、現在1ドル140円を切るくらいで推移している為替相場は「しばらく現状程度で続く」と見たうえで、「長期的には穏やかにさらに円高が進むだろう」としています。

 食品や電気の値上がりなどの改善については、「石油などエネルギーの価格は来年すぐには戻らず、今値上げを我慢している企業も多いので、まだしばらく商品の値上げは続くのではないか」と説明しています。