愛知県愛西市で42歳の女性がコロナワクチン接種後に死亡した事案について、県医師会は17日、「体制に問題があった」との検証結果をまとめました。

 11月5日に愛西市の飯岡綾乃さん(42)が市の集団接種会場でワクチンを接種後、待機中に容体が急変して死亡した事案について、県医師会は処置にあたった医師から話を聞くなどして対応を検証しました。

愛知県医師会の渡辺理事:
「その場でアドレナリンの筋肉注射をすべきで体制に問題がありました」

 断定はしなかったものの「アナフィラキシーの存在は強く疑われた」とし、「看護師が体調の異変に気付いた時点で救護室に運ばずその場でアドレナリンを筋肉注射すべきで体制に問題があった」との結果をまとめました。

 県医師会は、今回浮き彫りになった問題への対応策について、今後国に提言する方針です。