愛知県の中学校で、1年生の男子生徒が学習用のタブレット端末を使い、女子生徒の着替えを盗撮していたことがわかりました。

 盗撮が発覚したのは、愛知県尾張地方にある中学校。県の教育委員会によりますと11月中旬、教室で着替えをしていた中学1年の女子生徒たちが録画状態になった学習用タブレット端末を発見。

 このタブレット端末は、同じクラスの男子生徒が事前に置いたものだったことが判明しました。

 担任の聞き取りに対し、男子生徒は「着替えに興味があって衝動を抑えられなかった」という主旨の説明をし、今回以外にも盗撮をしたと話しているということです。

 学校側は男子生徒に事の重大さを伝え、端末の正しい使い方を指導したとしています。

 生徒による学校内での盗撮は全国で問題となっていて、名古屋市の中学校でもタブレット端末を使った盗撮が2022年は3件確認されています。

 学校での生徒による盗撮に、街の人は…。

20代主婦:
「怖いとは思いますけど、学校とかで使うのは今後の教育としても大事だとは思うので仕方ないと思います。撮られて載せられたらこういうこと(問題)があるんだよって(子供が)知らないといけないですよね」

30代の会社員:
「むやみやたらに触ってほしくないなとは思いますね。家の中でのルール決めみたいなものをもって、それに沿って使ってもらえたらなと思います」

教育業界勤務の女性:
「悪ふざけが悪ふざけじゃ済まなくなっている。動画とかだとデータとして残ってしまうので。(デジタル端末に)あまり詳しくない年配の先生たちが緩い感じにしていると、中学生とかはなめて『どうせバレないよ』みたいな感じでどんどん悪いことをしてくるので、『見てるよ、知ってるよ』という日々のチェックがすごく大事だなと思います」