三重県鈴鹿市で12月12日、インフルエンザワクチンの接種に訪れた4歳の男の子に、誤って12歳以上が対象のコロナワクチンを接種していたことがわかりました。

 鈴鹿市によりますと、12日、市内の医療機関で、インフルエンザワクチンの接種に訪れた4歳の男の子に、医師が誤ってオミクロン株対応ワクチンを接種しました。

 医師がインフルエンザ用の注射器と思い込み、接種前の確認を怠ったことが原因とみられていますが、接種したコロナワクチンは12歳以上が対象の物で、乳幼児用に比べ10倍の有効成分が含まれていました。

 男の子には13日夜から副反応とみられる発熱の症状があるほか、基礎疾患があり、現在別の医療機関に入院して健康観察を続けているということです。