
三重県紀北町で、幻の牡蠣とも言われる「渡利牡蠣」の出荷が最盛期を向かえています。
紀北町の白石湖に臨む牡蠣業者では、山のように積まれた牡蠣から慣れた手つきで専用のナイフを使い、次々と身が取り出されていきました。
白石湖は周囲4キロほどの海水と川の水が混ざる汽水湖で、川から流れ込んだ豊富な栄養で育つ渡利牡蠣は、独特の臭いが少なく味がまろやかなのが特徴で、生産量が少ないことから幻の牡蠣とも言われています。
今年は水温の高い日が続いた影響でサイズは小ぶりですが、おいしい牡蠣が育ったということで、来年3月末までにおよそ8トンが地元のスーパーなどに出荷されます。