今シーズン最強の「クリスマス寒波」が襲来し、東海地方でも雪への警戒が必要です。23日は三重県の平野部でも雪が降りました。

 三重県伊勢市は23日午前7時ごろ、街路樹にうっすらと雪が積もりました。伊勢神宮外宮の火除橋で雪かきなど、伊勢ではちょっと珍しい「雪景色」が見られました。

地元の女性:
「なんか珍しいなと思うのと、綺麗だなと思いました。光り輝いて綺麗でしたね」

 岐阜県高山市の温泉施設では、雪が降りしきる中、男性客が「ゆず湯」を楽しんでいました。冬至の日の22日は定休日だったため、一日遅れで実施されました。

男性客:
「いいですね、とってもあったかいし、ゆずも体にいいっていうし。あったまります」

別の男性客:
「ゆずの香りがして、とても気持ちがリラックスして、また仕事も頑張ろうって思えますね。雪も降っていまして、とても風情を感じます」

 日本列島に到来した、今シーズン最強の「クリスマス寒波」。冬型の気圧配置が強まり、岐阜県では山地で大雪となる恐れがあります。また、愛知県や三重県の平野部でも雪が積もるところがある見通しです。

 24日午後6時までに予想される雪は、いずれも多いところで岐阜の山地で70センチ、平地で40センチ、三重で5センチとなっています。

(リポート)
「午前11時半の津市内伊勢自動車道です。雪の粒もだんだん大きくなってきて、視界も悪くなってきました」

 津市の伊勢自動車道では、空気中を舞う雪で100メートルほど先すら見えづらい状況になりました。路面の凍結にも注意・警戒が必要で、冬用タイヤやチェーンの装着が不可欠です。

 さらに25日午後6時までの24時間でも、岐阜県の山地で20センチから40センチの積雪が予想されるなど、引き続き注意が必要です。