乗客らが脱出用シューターで次々と…旅客機に“爆破予告” 中部空港に緊急着陸し避難の際に5人がケガ
7日朝、成田空港から福岡空港に向かっていた飛行機に爆破予告があり、中部国際空港に緊急着陸しました。この影響で滑走路が4時間半にわたり閉鎖されました。
7日午前8時ごろ、爆破予告があった機体にいた乗客が撮影した映像には、次々と脱出用のシューターで降りて行く様子が映っています。
愛知県警によりますと、午前6時20分ごろ、成田空港発ー福岡空港行きのジェットスター501便に爆発物を仕掛けた旨の国際電話が成田空港に入り、午前7時半すぎ、急遽一番近い中部国際空港に着陸しました。
電話はドイツからで、男の声で英語であったということです。
飛行機には乗客・乗員合わせて142人が乗っていましたが、全員が脱出用のシューターを使って避難しました。この際、5人がすり傷程度のケガをしたということです。
警察や消防が機内や荷物を調べたところ、爆発物は確認されず、午後0時15分に滑走路の運用が再開しましたが、この影響で中部空港を発着する国内線合わせて61便が欠航となりました。
午後5時現在、国内線は最大6時間の遅れが出ているということです。
※画像は乗客撮影