岐阜県高山市で、市内の愛好家が身近な道具などを使って干支の「卯」や、歌会始のお題「友」をテーマに制作した飾り物を展示する催しが15日まで開かれています。

 1枚の板の上に大きな鉋と小さな鉋を並べて表現しているのは「兎と亀」。また、琴の弦を支える琴柱を卒業生に、弦を白線に見立てて斐太高校の伝統行事「白線流し」を表した作品も。

 高山市で開催されている新春飾り物展には、身近な道具や品物を幅100センチ、奥行き90センチのスペースに収まるように配置し、ユニークに表現された作品が並びました。

 高山市では江戸時代からこうした飾り物を披露する風習があり、30年ほど前からは作品を一般公募で集めて展示していて、訪れた人は興味深そうにじっくりと見ていました。