名古屋市の東山動植物園で飼育されていた絶滅危惧種で国内最高齢のオオアリクイが20日、死んでいるのが確認されました。

 オスのオオアリクイ「アント」は年齢29歳で、人間の年齢に例えると100歳くらいとみられ国内最高齢でした。

 アントはアメリカ生まれで、1993年に東山動植物園にやってくるとメスの「エミ」との間に3頭の子をもうけ2017年には長寿動物として表彰されました。

 アントは1ヵ月ほど前から食欲がなく寝たきりの状態で、20日昼ごろ飼育員が死んでいるのを確認したということです。死因は老衰でした。

 オオアリクイは絶滅危惧種に指定されていて、アントが死んだことで国内で16頭となりました。

 東山動植物園では21日から2月5日まで献花台を設置するということです。
(画像提供:東山動植物園)