覚せい剤を使用した罪などに問われているアイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー・田中聖被告の控訴審が始まり、田中被告側は「治療を受けていることも判決に考慮してほしい」と刑を軽くするよう求めました。田中被告は法廷には姿を見せませんでした。
 
 アイドルグループ「KAT−TUN」の元メンバー・田中聖被告(37)は、名古屋市のホテルで覚醒剤を使用した罪などに問われ、去年3月、名古屋地裁は「二度と違法薬物に手を出さないとの田中被告の言葉を信じる」として執行猶予付きの有罪判決を言い渡していました。

 しかし、田中被告はこの9日後、一審判決が確定していない期間に千葉県内で覚醒剤所持の現行犯で逮捕され、その後控訴していました。

 24日の控訴審の初公判で、田中被告は法廷に姿を見せず、弁護側が書類を提出すると、検察側は棄却を求め、即日結審しました。

 裁判後の取材に対し、弁護側は「保釈後に入院して薬物治療を受けている」などとして刑の減軽を求めていて、判決は3月14日に言い渡されます。

【動画で見る】田中聖被告は法廷に姿見せず…名古屋のホテルで覚醒剤を使用した罪等の控訴審 一審の有罪判決後に再び逮捕