愛知県愛西市の集団接種会場で、コロナワクチン接種後に女性が死亡した問題で、市の事故調査委員会は、会場の設定が緊急蘇生を想定していなかったと指摘しました。

 2022年11月、愛西市の集団接種会場で、コロナワクチンを接種した飯岡綾乃さん(42)が待機中に容体が急変し死亡した問題は、市が医療事故調査委員会を立ち上げて検証を進めています。

 27日の会合では、当日対応に当たった医師など7人へのヒアリング内容が報告され、建物の2階の会場で飯岡さんの蘇生措置をした後、階段で1階に運ぶのが困難だったことなど、緊急蘇生を想定してない会場の設定が問題点として挙がりました。

 今後、容態の急変後に飯岡さんから採取した血清の検査などを通じ、死因の解明に繋げていくことなども確認されました。

 次回の会合は2月24日に開かれる予定です。

【動画で見る】接種会場の設定が「緊急蘇生を想定せず」コロナワクチン接種後に42歳女性が死亡 市の調査委が問題点指摘