
今回の愛知県知事選挙の投票率は36.43%と、前回より若干上がったものの、過去5番目の低さでした。直近5回の投票率を見ると、このところは有権者の6割以上が意思を示していないということになります。貴重な1票なのになぜ投票に行かないのか、街で聞いてきました。
(リポート)
「今回の愛知県知事選挙は過去5番目の投票率の低さでしたが、投票に行かなかった皆さんはなぜ行かなかったのか、その理由について街で聞いていきます」
まず、10代20代の若者たちに聞きました。
アルバイトの女性(26):
「行ってないです。家に(選挙の)はがきが来るじゃないですか、(はがきが)来ても結局みんな行ってないし、行くのが面倒くさいっていうのがあって」
女子学生(19):
「知らなかったです、(愛知県知事選が)あったことが。私には(情報が)入ってこなかったです」
面倒臭さや、そもそも選挙があったことを知らなかったなど、知事選に限らず選挙全般への”理由なき無関心”。
女子大学生(19):
「行ってないです。アルバイトの予定があって、投票時間に間に合わなかった」
男子大学生(22):
「僕は行っていないですね。元々行く気はあったんですけど、ちょっと予定があったんでそっちを優先した」
アルバイトなど他の用事と重なったため、投票よりもそちらを優先した人も。ほかに、受験が迫っていてそれどころではないという声もありました。
30代の女性は、地方政治には興味が持てないと話します。
個人事業主の女性(33):
「岸田さんとかには関心持っちゃうけど、大村さんとか河村さんとかにはあんまり関心がない。全国的なニュースはすごい興味持つけど、愛知とか名古屋の政治ってなるとちょっと関心持てない感じはあります」
国政選挙には足を運ぶものの、県知事選挙は印象が薄く、今回は投票しなかったということです。
街で最も多く聞こえたのは次の意見です。
パートの女性(72):
「サボりました。行かなくても決まっているようなものじゃないでしょうか」
早々に主要政党の推薦を得るなど、盤石の選挙戦を展開した現職・大村さんが強く、自分が一票を投じなくても結果は変わらないから行かなかったという声でした。
選挙は他の誰でもない、自身の意志を示す機会です。次の機会はぜひ活かしてください。
【動画で見る】過去5番目の低投票率…愛知県知事選挙なぜ行かなかった? 最多の理由は「行かなくても決まってるようなもの」