
WBCで侍ジャパンは9日、中国との初戦に勝利し、東海地方も熱狂しました。
王座奪還を目指して9日、中国との初戦に臨んだ侍ジャパン。名古屋市中区の「スポーツファンの溜まりBAR」にも、初戦を見届けようと試合開始前から多くの人が集まり巻いた。

ファンら:
「大谷翔平選手の投げてホームラン打つのを期待したいです」
「コールド勝ちしてほしいですね」
「10対0でお願いします」
応援している選手の瓶にビー玉を入れていた女子大学生は…。
女子大学生:
「高橋宏斗投手に(入れた)。かっこいい三振で、打ち取ってほしい」

女性ファン:
「高橋宏斗投手、早く見たいです」
ドラゴンズの高橋宏斗投手に期待する声も多く聞かれました。
「アツキ夢を乗せて!」と書かれた横断幕を掲げているのは、阪神・湯浅京己投手の出身地・三重県尾鷲市の人たち。商店街の店主ら15人ほどが飲食店に集まり、試合を見守りました。

初戦を託された大谷翔平選手は、国際大会では初の投打の二刀流で先発出場。立ち上がりからキレのある変化球でつけ入る隙を与えず4回を無失点、役割を果たしてマウンドを降ります。
1点リードの4回ウラ、今度は「バッター大谷」が低めの変化球をすくい上げ、2点タイムリーツーベースを打ちました。
その頃、尾鷲市では…。
尾鷲市民:
「次誰が出るかやな、ピッチャー。次(湯浅投手が)出てきたらどうする?やばいよな」
大谷選手の活躍よりも、湯浅投手の登板を待ちわびる尾鷲市民。
そして8回表、待ちに待った湯浅投手がマウンドへ。1回を3者連続三振のパーフェクトピッチングで魅せました。

尾鷲市民:
「三者連続三振やで!MVP!大谷選手よりも何よりも、今日一番のヒーローです。初めてのこんな大舞台であの投球ができるって。やっぱり普通の尾鷲人では考えられん」
別の尾鷲市民:
「京己くんの夢でもあったと思うんですけど、尾鷲の人のみんなの夢も背負ってくれていたので、今日は嬉しかったです」
日本は8対1の快勝で白星スタート。
栗山監督:
「まずは勝てて良かった。本当に大事な韓国戦になりますけれども、ダルビッシュ投手で明日はいきます」
そして試合後、湯浅投手は…。
湯浅投手:
「三振は取れたら気持ちいいですし、追い込んでから狙いにいっていたので、取れて良かったなとホッとしました」