2022年に大規模な漏水が発生した愛知県豊田市の明治用水頭首工について、復旧対策検討委員会は14日、左岸の堰を基礎部分から作り直す方針を示しました。

 明治用水頭首工では2022年5月、水が川底を通って流れ出る「パイピング現象」で水漏れが発生し、周辺の地域で一時農業用水などの供給が止まりました。

 復旧対策検討委員会は14日、これまでの調査結果の中間とりまとめを公表し、本復旧に向けて水の通り道の上にある左岸の堰を柱ごと取り壊し、基礎部分から作り直す方針を示しました。

 施設の安定性を長期間にわたり確保するための判断で、東海農政局は2025年度中の工事完了を目指すとしています。

【動画で見る】復旧完了は2025年度の見通し…漏水発生した明治用水頭首工 本復旧に向け左岸の堰壊し基礎から作り直す方針