南海トラフ巨大地震で浸水被害が想定される愛知県愛西市に、ヘリポートなどを備えた防災拠点が完成しました。

 18日の開所式には、愛知県の大村知事らが出席し、完成した「ゼロメートル地帯広域防災活動拠点」を見学しました。

 この防災拠点は、高さ3メートルの盛り土の上に作られた7400平方メートルほどの敷地にヘリポートがあり、浸水した区域の住民を救助する役割を担います。

 また、併設されている倉庫には、毛布や飲料水などが備えられ、住民の一時避難場所にも活用されます。

 愛西市のような海抜0m地帯では、南海トラフ地震が起きた際に数mの浸水被害が想定され、県は弥富市や西尾市などでも防災拠点を整備する予定です。