三重県伊賀市で建設工事が行われていた「川上ダム」が完成し、建設事業完了式が行われました。

 伊賀市の木津川上流に完成した川上ダムは、高さ84メートル、総貯水量3100万トン、治水と利水などを目的にした重力式コンクリートダムです。

 建設事業完了式には、事業主体の水資源機構や、国・県の関係者、移転した元住民などおよそ200人が出席しました。

一見三重県知事:
「防災の面でも、利水の面でも、さらに観光の面でも寄与することを祈念させていただきまして、私の挨拶とさせていただきます」

 総事業費はおよそ1103億円、建設の是非を巡り議論が続いた川上ダムは、1967年の予備調査開始から半世紀を経て完成し、4月供用開始となります。