
桜の名所として知られる名古屋市昭和区の鶴舞公園では、26日の日曜日、雨の中でも花見を楽しむ人の姿がありました。
ソメイヨシノがそこかしこで美しく咲き誇る、雨の鶴舞公園。26日は、桜と共に色とりどりの傘が咲きました。

男性:
「この雨でたぶん今週末で散っちゃうかもなと思って、『雨でも今日行くか』と話して勢いで来たところがあります。あいにくの天気なんで、頑張ってどっちの方が桜映えるかなって競争したりして、なんとか楽しもうとしています」
鶴舞公園の中にある名古屋市公会堂では、名古屋工業大学の卒業式が行われ、袴やスーツ姿で花見を楽しむ卒業生の姿もありました。
【動画で見る】桜の見ごろ…雨の中のお花見に“それぞれの過ごし方” 大学の卒業式終わりで袴やスーツ姿で参加の卒業生も

卒業生ら:
「(学生生活)短かったです。あっという間でした。みんなの顔を見て卒業できて、すごく嬉しいです。(卒業式後は)お花見します。がんばります」
「桜もキレイでごはんもおいしくて、素晴らしいです」
「大学院に進学する予定です。いい節目ではあると思うし、切り替えて頑張ります」
雨足が弱まった午後は、高校生のアカペラコンサートが開かれました。雨にも負けず力強いハーモニーを奏でているのは、愛知県立千種高校の同好会メンバーです。

千種高校の生徒ら:
「ステージの上から桜がすごくきれいに見えたので、心も華やかに歌えました」
「鶴舞公園のど真ん中で、解放感がある中で歌えて楽しかったです」
「後輩も入ってきてという時期なので、引っ張っていけるように」
それぞれの楽しみ方で「雨の桜」を満喫した花見客たち。マスクを取って、桜と傘が共演する中、期待に胸を膨らませる春の到来です。