名鉄は27日、2024年春ごろに運賃を平均でおよそ10%値上げする方針を明らかにしました。

名鉄の高崎社長:
「お客様にご負担をお願いいたしたく、運賃改定の申請に向け、準備を進めてまいります」

 名鉄の高崎裕樹社長は27日の会見で、2024年の春ごろに運賃を平均で10%ほど値上げする方針を明らかにしました。

 現在170円の初乗り運賃が180円になる想定で、通学定期券については家計の負担を考慮して運賃を据え置く方針です。

 値上げの理由について名鉄は、新型コロナでテレワークなどが定着し、年間の利用客数が2割ほど減少したことや、電気料金などの高騰で経費が増加したためとしています。

 名鉄の運賃値上げは、消費税の増税に伴う料金改定を除くと、1995年以来29年ぶりとなります。

【動画で見る】消費増税時を除くと29年ぶり…名鉄が運賃値上げへ 2024年春頃に平均で10%程度 初乗り180円となる想定