中部電力は28日、2022年度の連結決算が3年ぶりに黒字に転じたと発表しました。

 2022年度の中部電力の売上高は3兆9866億円で、2021年度から47.4%増加し、純利益は382億円と3年ぶりに黒字に転じました。

 高騰する燃料費の上昇分を電気料金に上乗せする「燃料費調整額」が増加したことなどが売上高を押し上げました。

 2023年度の業績予想では、燃料費調整などにより、純利益が過去最高の2300億円になると見込んでいます。

 林欣吾社長は、2023年度について「欧州のエネルギー需給問題など燃料の調達リスクは大きく潜んでいるが、海外の再エネ事業や新しいサービスの販売に注力していきたい」と述べました。