ゴールデンウィーク後半初日の5月3日、行楽地や帰省先へ向かう人などで、高速道路は事前の予測を上回る渋滞が発生したほか、新幹線も名古屋発の下りの自由席で乗車率が180%となるなど混雑しました。集客施設や観光スポットは多くの人で賑わいました。

 ゴールデンウィーク後半5連休がスタート。

 東海3県の高速道路も渋滞が予想されていましたが、東名高速上りでは美合パーキングエリア付近を先頭に30キロ以上、伊勢湾岸道でも24キロなど、各地で事前の予測を大きく上回る渋滞が発生しました。

 愛知県警によりますと、渋滞に伴い県内だけでも追突などの事故が10件以上発生しました。

 JR東海によりますと、東海道新幹線は3日朝、名古屋発の下りの自由席で乗車率が最高180%に。ゴールデンウィーク期間中の指定席の予約はコロナ禍前の95%と、混雑ぶりも戻ってきています。

【動画で見る】各地の高速道路で予測上回る大渋滞…GW後半の5連休スタート 人気PAやキャンプ場は家族連れ等で賑わう

 混雑ぶりからも感じられる、ゴールデンウィークの本格スタート。

 旅行情報誌『じゃらん』の「1日遊べるSA・PAランキング」で1位に輝いた刈谷パーキングエリアは、遊園地のゴーカートや水遊びができる噴水など、子供たちが充実したアトラクションを楽しんでいました。

(リポート)
「お昼時になりました。イートインコーナーは混んでいますね。満席です」

 ゴールデンウィーク中はコロナ禍前と同じ、およそ40万人の利用が見込まれています。

 駐車場側に行くと、スケッチブックを持った女性2人組がいました。

女性2人組:
「ヒッチハイクです。長期連休だから、最後の挑戦にいいかなと思って」

 YouTuberだという24歳の女性2人組。コロナ禍前にも何度か挑戦したことがあるそうです。

女性2人組:
「(以前は)スムーズにいったんですけど、コロナ前だったからですかね。(利用者は)コロナ前の方がいたなという印象はあります」

 岐阜県高山市に4月22日オープンした、「N.A.O.高山すずらん高原キャンプ場」。

 大渋滞の影響などもあり、到着が遅れている人もいましたが、3日は予約一杯の120人が利用する予定です。

 本格的なキャンプはもちろん、テントや薪、それに食料品などのレンタルや販売もあるため、手ぶらで来て楽しむこともできます。

(リポート)
「こちらのトレーラーハウス、中に入ってみますと…広々としたキレイな部屋で、ゆっくりと寛げそうですね」

 風呂・トイレ完備のトレーラーハウスもあります。コロナ禍でキャンプ人気が高まったこともあり、ゴールデンウィークの予約はすでに一杯だといいます。

N.A.O.高山すずらん高原キャンプ場の担当者:
「3000メートル級の山々を間近で感じていただける。ぜひ皆さまに見ていただきたいロケーションです。これからの夏は、こちらの方は涼しい高所の天然のクーラーを楽しんでいただけると思いますので、ご家族連れにぜひ夏休みの思い出に使っていただければとても嬉しいですね」