名古屋市立の小中学校で、本来の手続きを無視してPTAから多くの寄付を受け入れていた問題で、総額が過去5年間でおよそ1億4800万円相当に上ることが関係者への取材でわかりました。

 この問題では、名古屋市内の小中学校のPTAが多くの備品などを学校に寄付し、その実態を市教委も把握しないことが、東海テレビの取材で明らかになっています。

 市教委がおよそ400ある全ての市立学校などを対象に過去5年間のPTAからの寄付について調査した結果、学校側から市教委への申告漏れなどがあったのはおよそ160校で、総額は1億4800万円相当に上ることが関係者への取材で分かりました。

 寄付は全体で3800件余り1億8000万円相当で、その8割が必要な手続きを経ていませんでした。市教委は近く結果を公表する方針です。

 東海テレビ「かわるPTA」で取材を続けています。pta@tw.tokai-tv.co.jpまでご意見・情報をお寄せください。