名古屋市立の学校がPTAからルールを無視して約1億5千万円分の寄付を受け取っていた問題を受け、愛知県教委も県立の学校に手続きの確認を求める通知を出しました。

 この問題は名古屋市立の小中学校が多数の備品などを定められた手続きをせず、PTAから寄付として受け取っていたことが東海テレビの取材でわかったもので、ルール違反は過去5年でおよそ1億4800万円分に上ります。

 これを受け愛知県教委は県立の高校や特別支援学校に対し、寄付の手続きを再度確認するよう18日付けで通知を出しました。

 学校教育法で県立学校の経費は県が負担することが原則で、愛知県教委は机や椅子、空調機器、その他授業で使用する物などはPTAから寄付を受けてはならないと定めています。

【動画で見る】PTAから“ルール無視”で寄付…名古屋市立の学校の問題受け愛知県教委も通知 県立校に寄付手続き確認求める