6月、岐阜県岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で隊員3人が銃撃され死傷した事件で、18歳の隊員の男が、52歳の隊員への殺人容疑で再逮捕されました。

 6月14日、岐阜市の日野基本射撃場で起きた事件では、訓練中に18歳の隊員の男が自動小銃を発砲し、3等陸曹の八代航佑さん(25)と1等陸曹の菊松安親さん(52)が死亡、別の隊員1人が大ケガをしました。

 男は八代さんへの殺人容疑で送検されていましたが、4日午後、防衛省が会見し、陸上自衛隊の警務隊が男を、菊松さんを殺害した疑いで再逮捕したと明らかにしました。

 防衛省は「捜査や今後の裁判に支障がある」として認否を明らかにしていません。

 関係者によりますと、菊松さんは銃弾を2発受けていて、男は「動かれたら困るので念のため2発目を撃った」という趣旨の供述をしているということです。

【動画で見る】銃弾2発受ける…52歳自衛隊員を殺害の疑い 18歳隊員再逮捕「動かれたら困るので念のため2発目を撃った」