
藤井聡太七冠が13日、愛知での対局から1週間足らずで「王位戦」の第2局に臨んでいます。対局の舞台は兵庫県神戸市で、ファンへの気遣いがありました。
兵庫県神戸市の有馬温泉の旅館「中の坊 瑞苑」で始まった王位戦七番勝負の第2局。愛知県豊田市で7月8日に行われた第1局に勝利した藤井聡太七冠は、1週間足らずで、再び佐々木大地七段と顔を合わせることになりました。

先手は佐々木七段で、飛車先の歩を突き得意戦法の「相掛かり」で挑みます。2人のこれまでの対戦成績は、藤井七冠の5勝3敗で、8局のうち7局で先手が勝利しています。
藤井七冠にとって不利な後手番となりますが、ファンへの気遣いは忘れませんでした。
Q.ネクタイは神戸タータンですか?
藤井七冠:
「はい、そうです。こちら頂いたものなんですけど、『神戸にいらした際にぜひ着けてください』ということでしたので、今回の機会にという形になりました」
ファンからもらったという「神戸タータン」のネクタイで神戸に来るという、またしてもスターの振る舞いです。
【動画で見る】もらった神戸タータンネクタイで神戸へ…藤井七冠が防衛目指す『王位戦』第2局 忘れないファンへの気遣い

藤井七冠が注文した食事は、見た目も鮮やかな「神戸牛ちらし」です。

佐々木七段は、大きな鰻のかば焼きが詰まった「うな重膳」でした。

対局は、佐々木大地七段が昼食休憩をはさんで2時間近い大長考となり、その後の指し手も難しく、藤井七冠も長考に沈みました。
対局は間もなく封じ手となり、14日夜までに終局する見込みです。