台風6号は沖縄県で大きな被害をもたらしていますが、名古屋地方気象台は4日、説明会を開き、今後の東海地方への影響について説明しました。

 4日午後2時ごろ、台風6号に関する説明会を開いた名古屋地方気象台は、今後東海地方にも影響を及ぼすと発表しました。

名古屋地方気象台の担当者:
「この台風は動きが非常に遅くて、動き自体も複雑であり予想が難しく不確実性があることや、東海地方に直接影響してくるのは6日以降」

 雨雲が予想より発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性も指摘しています。

 8月3日は、那覇空港が3日ぶりに運航を再開しましたが、沖縄本島に再び台風が接近するため、なるべく早い便に振り替えようと観光客らが列を作っていました。

【動画で見る】4日間足止めの家族「まさか台風でこうなるとは…」沖縄で大きな被害の台風6号 東海地方にも影響及ぼす予想

 そして4日午後、中部国際空港の到着ロビーを訪れると続々と沖縄からセントレアに向かう便が到着していました。

4日遅れで帰ってきた女性:
「ずっと何回もフライト変更をやっていたんですけど、ことごとく欠航になってしまって、やっと…」

 安堵の表情を浮かべる観光客らの姿。この家族は、7月27日から沖縄を訪れていましたが…。

4日遅れで帰ってきた女性:
「8月1日のフライトを、31日に名古屋に帰ってこられるように変えたんですけど、結局主人だけ朝便で飛んで、私たちの午後便が欠航になって。3人だけで4泊余分に那覇に残っていました」

 仕事があった夫だけ、なんとかチケットを手に入れて先に帰ることができましたが、3人は予定より4日も長く足止めされたといいます。

4日遅れで帰ってきた女性:
「4人で最初の3日間は、普通に海とかプールとか行ったんですけど。まさか台風でこうなるとは予想してなかったので。(ホテルの)部屋にずっといるしかなくて、雨に濡れながらコンビニに行っても何も商品がなく…」

 4日午後4時現在、久米島の西北西の海上をゆっくりと東に進んでいるとみられる台風6号。週明けには、強い勢力を維持したまま東海地方にも近づく恐れがあります。