次々と問題が明らかになっている「ビッグモーター」をめぐり、新たな動きがありました。店の前の街路樹が枯れていた問題で、名古屋市の4カ所の店の前からも除草剤の成分が検出されました。

 名古屋市は、市内のビッグモーターのうち4カ所で、店の前の土や街路樹の一部を採取して検査を行ってきました。

 除草剤をまいたのではないかという疑惑に対し、店は市の聞き取りに「昔のことはわからない」と回答していました。

 そして18日、市は名東区や中川区など4カ所全てで除草剤の成分が検出されたことを明らかにしました。

市民:
「やっぱりなと感じました。ここだけが不自然に街路樹が枯れていたので、本当にこんなことはあってはならないなと思います。ちゃんとした経営陣の下でやり直していただきたいなと思います」

 市によりますと、検出されたのは「グリホサート」や「ジウロン」などの一般的に流通している除草剤の成分です。

 18日午後、河村市長が取材に応じました。

河村名古屋市長:
「こりゃとんでもないことだで、被害届を出させていただく。どういうことか、わしもさっぱりわからんけどよ。低木の植木だわな、あれも全部取りたかったわけかね?無茶苦茶だわな、それは。そういうのはやめてちょーと」

 今後、警察に被害届を提出するとともに、ビッグモーターに対し除草剤をまいた事実があるか内部調査を求めるということです。

【動画で見る】市が被害届提出へ…ビッグモーターの名古屋市内4店舗の前から『除草剤』の成分検出 街路樹が不自然に枯れる