愛知県東郷町にある認定こども園で、1歳児を担当する保育士4人が園児に対し、「本当にこの子嫌だ」など人格を否定したり、脅したりするような発言を繰り返していたことがわかりました。

 不適切な保育が確認されたのは、東郷町にある認定こども園「太陽わごうこども園」です。

 東郷町などによりますと、1歳児クラスを担当する4人の保育士が園児に対し、「嫌われ者はここ」「本当にこの子嫌だ」などと人格を否定する発言や、「もうご飯なし」「頭ぎゅんするよ」など脅迫的な発言を繰り返していたということです。

 8月に保護者から町に対し、こうした発言を録音した音声データが提供されたことで問題が発覚しました。

 こども園は2023年4月に開園したばかりで、取材に対し運営する法人の理事長は「開園したばかりで職員への指導教育ができていなかった」とコメントしています。

3歳児クラスの保護者:
「先生も業務内容が負担になって、そういうことがもし起きているんだったら、先生だけの責任じゃなくて園の責任もあるのかなと。あることは正直に話してほしいというのが本音。返答がくるのにものすごく時間がかかるので」

 園の運営法人は保護者説明会で経緯の説明や謝罪をしていて、発言をした4人の保育士と、この状況を知りながら放置した保育士の合わせて5人は、既に自主退職しています。