名古屋税関は27日、2023年上半期の違法薬物の摘発実績を公表し、覚醒剤の押収量が前年同期比で倍増しました。

 名古屋税関によりますと、2023年上半期の覚醒剤や合成麻薬MDMAなど違法薬物の密輸入の押収量はおよそ17キロで、2022年の同じ時期の2倍となりました。なかでも覚醒剤の押収量は16キロ・末端価格にして9億9200万円相当で、大量の覚せい剤の粉末をキャリーケースの裏に隠して密輸するケースもあったということです。

 5月に新型コロナの感染症法上の扱いが5類になったことを受け、密輸の手口は国際郵便が減り、観光客を装って手荷物に薬物を隠して密輸するものが増えているということです。

※画像は名古屋税関提供

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