岐阜県高山市では、この時期に食べごろを迎える木の実「ナツメ」の収穫が始まっています。

 夏に芽が出ることから、その名がついたといわれるナツメ。高山市国府町の野村農園では3日から収穫が始まり、2cmから3cmほどに育った緑色や赤茶色のナツメの実を枝ごと収穫しました。

 飛騨地方では主に甘露煮として親しまれているナツメですが、緑色のナツメは生で食べるとリンゴのような味がするということです。

 ことしは猛暑の影響で、収穫量は例年の半分ほどになりそうだということですが、数が少ない分、一つ一つの実が大きく甘さも十分だということです。

 収穫作業は10月20日頃まで続き、高山市内のスーパーなどで販売されます。