トヨタ自動車労働組合が2024年の春闘で、過去最高水準の賃上げなどを求めることがわかりました。

 トヨタ労組は29日、2024年の春闘で要求する執行部案を公表し、ボーナスにあたる一時金は月給の7.6か月分を要求すると明らかにしました。

 3月期の営業利益で4兆5000億円を見込む好調な業績を踏まえたもので、過去最高の水準です。

 賃上げ幅では比較可能な1999年以降で最高の要求額を職種や階級ごとに設定し、最も高いケースで2万8440円の引き上げを求めます。

 このほか継続的な物価上昇を受け、8年ぶりとなる家族手当のアップも要求するということです。

 要求案は2月9日に正式決定し、会社側との交渉は14日から始まる予定です。

【動画で見る】一時金は月給の7.6カ月分…トヨタ労組が春闘で過去最高水準の賃上げ等求める方針 8年ぶりの家族手当増額も