2026年、愛知県内をメイン会場に行われる「アジアパラ競技大会」について25日、主催者側に大会準備の進捗を伝える会議が開かれました。

 名古屋市では24日から2日間にわたり、主催者のAPC=アジアパラリンピック委員会が大会準備の進捗について説明を受ける会議が開かれ、競技会場やホテルなどの視察も行われました。

 会議後に開かれた会見で、主催者側は「情熱的で良い準備となる話し合いができた」と振り返りました。

 大会では経費削減のため選手村の建設を断念していますが、活用するホテルなどの視察を終えた主催者側は「既存の宿泊施設の活用で全ての人にフレンドリーな施設が共生社会を実現するレガシーになる」と対応に前向きな姿勢を示しました。

 また組織委員会側は、アドバイスを受けて、障害の程度に合わせた対応を施設ごとに検討する必要があるとして、現時点で活用が決まっている28の宿泊施設について、今後も実態調査などを続けて調整を行うとしています。

【動画で見る】2026年愛知をメイン会場に…アジアパラ競技大会 主催者側が会場やホテル等視察「活用する既存施設がレガシーに」